2005-11-16 「共に生きる」
_ 「共に生きる」
先日点字毎日の取材をうけました。点字毎日の『転機を越えて』の記事が出たわけですが、 それに併せて 昔の事を思い出しながら、少しずつ書いてゆこうとおもいます。
タイトルは 共に生きる
失明し17年を迎えた。 事故にあい一瞬の失明。 事故に遭った事も記憶がなく幾日かたってから病院で気がついた。手の指には針金がまかれていたのを思い出す。 肋骨もおれていたので サポーターが巻かれていた。 顔にも縫ったあとがあったし、 鼻の骨もおれていて、においをまったく感じなかった事を思い出す。
子供はまだ小さく 幼稚園年長組と年少組くらいだったと思う。 妻は病院でつきっきりとなった。 子供たちは家に妻がいなくなり、夜になると 外に向かって 「おかあさん早くかえってきて!」と 繰り返し大きな声でなんどもなんども寂しさを大きな声に願いをこめて とめどもなく叫んでいたと入院中に聞いた事を思い出す。
全身打撲でいたる所に怪我をしていたが、痛みがまったくなかった事を思い出す。 痛み止めの薬を飲んでいたのではないだろうか。妻や母がつきっきりで看病してくれた。 目には包帯を巻かれていたが、気がついたその時から私は視覚障害者の一人となった。
続く